いわゆる歯科とはホワイトニングは異なるブログ:17-09-05
1週間くらい前、奥さんと女の子を連れて
わたしは大阪へ行った。
午後間、奥さんは用事があるため、
わたしは女の子といろんなところに遊びに行った。
お散歩に行ったあと、
わたし自身がどうしても行きたかった展覧会に
女の子を連れて行く事にした。
それは、画家のモディリアーニと奥さんジャンヌの悲劇を
二人が描いた絵とともに紹介する展覧会だった。
モディリアーニはようやく絵が認められはじめた時に、
若くして病に倒れ、帰らぬ人となってしまうが、
奥さんのジャンヌはそのふつか後に自ら命を投げ出してしまう…
そのジャンヌが、亡くなる直前に描いた、悲しいまでの数枚の絵。
この展覧会の話を知った時、
なぜかわたしはジャンヌの最後の絵が
どうしても見たくなり、迷ったあげく、
この日足を運ぶことになったのだ。
女の子は幸いなことに、会場に入っても、
ごにょごにょ囁いてくるだけで、静かにしていてくれた。
わたしは足早に、二人の生い立ち、
出会いから順に並べられた絵と解説を見て回り、
ついに、そのジャンヌが描いた最後の絵までたどり着いた。
しかし、よく見る間もなく、
そこで女の子が大声を出して泣き出したのである。
ああ、飽きちゃったんだなぁ…と思い、
一端、出口付近まででて、
女の子をなだめ、ご機嫌になったところで、
もう一度、展示室まで戻った。
でも、やっぱり最後の絵の前までくると、
女の子は大泣きするのである。
3回繰り返したが、同じなので、
わたしは、絵を見るのをあきらめて外へでた。
こんなに惹かれてきたのに、
わざわざ何のためにここまできたのだろう…と
わたしはがっくりと肩を落として会場を後にした。
大阪から帰ってきて、
我が家で女の子と遊んでいる今、ふと、
わたしはその時のことが思い出されてきた。